スポーツをやると体に良い!みんなが感じていることではあるが、では実際にどような影響を体に及ぼすのか?具体的にその効能を言える人は少ないのではないか?
今回は普段みなさんが楽しんでいるフットサルを軸に、スポーツの効能について書きたいと思います。記事を読んでいくと、日常で行なっているスポーツがより楽しく感じることが出来る・
運動が続かない人も意識を変えて継続的にスポーツを続けるきっかけになると思いますのでぜひ最後までご覧下さい。
スポーツ庁が行うSport in Life プロジェクトはご存知ですか?
一人ひとりが自然とスポーツを楽しみ、
そして、スポーツを通じて健康になったり、毎日をいきいきと過ごせるようになったり、
そんな一人ひとりの活力ある生活を少しでも後押しさせていただきたい、
このような想いでスポーツ庁は新しいプロジェクトを始動します。
Sport in life :スポーツ庁 HP
スポーツ庁が主催するSpot in lifeは主に、
- Fun Sports
『する』スポーツを盛り上げよう!
勝利を目指す・記録を目指すという競技志向のスポーツから、みんなでわきあいあい楽しむ・趣味で楽しむなどエンジョイ志向のスポーツまで『する』スポーツを盛り上げる取り組み。 - Wellness
スポーツをすることで心も体も地域社会も健康に。健康長寿社会の実現にスポーツで貢献しよう! - ○○✖️スポーツ
これまでスポーツにはあまり興味がなかったけど、○○は好き!意外な分野とのコラボレーションで多様なスポーツの価値を生み出そう!
このような取り組みを行なっています。
このプロジェクトの中で『数字で見る・スポーツであなたの身体に起こるコト』というデータとその説明がされており、主に、
- 美容とスポーツ
- 体の健康とスポーツ
- 生活の充実度とスポーツ
- 心の健康とスポーツ
- 子供の学力とスポーツ
- 障害とスポーツ
について説明がされています。上記の6つの項目とそのデータをフットサルの視点から考えて見たいと思います。
美容とスポーツ キレイの鍵はスポーツ

出典:株式会社エネーシア『「ダイエット」に関する実態調査』(2014年4月-5月)によると、
成功したダイエットランキングは、
1位 運動をする 45%
2位 間食を減らす・無くす 42%
3位 食事内容を見直す 41%
となっており、運動をすることがもっともダイエットに成功したという回答がありました。
やはりダイエットには運動が欠かせないということですね。
体への効能
運動による血行の促進は、新陳代謝の促進、冷え性や美肌効果など他にも良い効果があると言われています。もちろん運動だけでなく、適度な食事や睡眠も合わせて美容にも、健康にも効果的です。
身近に始められるスポーツとしてウォーキング・ランニングが考えられると思いますが、
スポーツは1人で行うとどこかでくじけて続かなかったりした経験がありませんか?
そこでおすすめなのがフットサルです。
サッカーよりも人数が少なくても行えるスポーツで、民間のフットサルコートや、行政の体育館などのスポーツ施設を利用して始めることが出来ます。
男性はもちろん・女性も経験者でなくても始める人が多く、ママさん世代の方も午前中を中心にフットサルクリニック(練習形式)のプログラムに参加されている方も多くいます。
自分で人を集めるのは大変なので、施設が行なっているプログラムに個人で参加することで気軽に行うことが出来ます。
中でも個人参加フットサルという個人で参加して、集まった方同士でチームを作り試合を行うプログラムが大人気で、レベル分けなどがそれている場合もあるので安心して参加できます。
体の健康とスポーツ +10分・20分の歩行で病気を予防

出典:中之条研究「1年の1日平均の身体活動からわかる予防基準一覧」によると、1日に歩く歩数と予防に効果がある病気は下記のデータをご確認ください。
2000歩 (20分) / 1日 寝たきり
4000歩 (40分) / 1日 うつ病
5000歩 (50分) / 1日 認知症・脳卒中など
7000歩 (70分) / 1日 ガンなど
7500歩 (75分) / 1日 体力の低下など
8000歩 (80分) / 1日 高血圧・糖尿病など
女性の1日平均歩数:6846歩
男性の1日平均歩数:5867歩
※厚生労働省:平成29年「国民健康・栄養調査」
筆者が2時間フットサルを行なった際は約7,000歩でした。(休憩も取っています実際のプレー時間は1時間程度)
1000歩の目安は10分と言われており、フットサルをやって、行き帰りで歩けば、
ガン・体力の低下・高血圧・糖尿病にかかるリスクを減らす可能性があります。
さすがに毎日フットサルを行なっている人はプロしかいないかもしれませんが、
週に数回取り入れることで、様々な身体に及ぼす効果が期待できますね。
※病気の発症には、歩数だけでなく、食習慣・喫煙など様々な要因が影響します。
歩行によって確実に病気を予防できるわけではありませんので、ご注意ください。
生活の充実度とスポーツ 生活の充実感が向上

出典:スポーツ庁「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(2019年1月)
1週間の内、スポーツをした日数により日常生活における充実感が変わる調査結果があります。
下記はスポーツを行なった日数と生活の充実感を表しています。
週0日 43%
週1日未満 59%
週1-2日 70%
週3日 76%
有酸素運動によって、分泌される様々な脳内物質がこの結果をもたらしてくれているという事が、わかり始めてきました。
例えば、エンドルフィン・内因性カンナビノイド。多幸感をもたらす物質と言われており、
これらが脳内で分泌されると、幸せな気分になれるといわれています。
筆者が運営するフットサルコートでも、週に2-3回個人参加フットサルに通う方は多数います。
スポーツをする事は日常的なことで習慣となっているようです。
週に1度以上スポーツをしている人の割合は年々上昇していて、
2016年は42.5%、2017年は51.5%、2018年55.1%になっています。
※出典:スポーツ庁「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(2019年1月)
また話を聞くと、大手の企業ではスポーツをすることを推奨しており、
スポーツにかかる費用は会社が負担してくれるようなところもあるようです。
週に1回はスポーツを行なってみると、より生活に充実感が生まれる可能性があるので、取り組んでいきたいですね。
心の健康とスポーツ 心の健康にも効果的

フットサルも有酸素系のスポーツですが、有酸素系の運動種目はどれも同じように気分の改善と・向上が観察されています。
皆さんもスポーツを行うと頭がスッキリしたり、気分が下向きでも自然と上向きになったり・テンションが上がったり、より行動的になれたりという経験をした事があるのではないでしょうか。
スポーツが将来の抑うつ状態の発生を抑えると報告されていますので、
気分が優れない人はぜひ日常にスポーツを取り入れてみるのはいかがでしょうか?
特に仲間と楽しむスポーツなどは運動そのものの楽しさの他に、コミュニケーションも楽しめるのでチームスポーツがおすすめです。
脳内セラトニンは悩みや不安をやわらげる物質です。また、心を落ち着かせ、冷静な判断や強い精神力の元にもなります。
子供の学力とスポーツ 体力と学力には関係が!

アメリカで小・中学生95万人に行なった大規模調査で子供たちの心肺能力や筋力・持久力・体脂肪率などの総合的な体力調査と、学力テストの成績との関係性を分析した研究では、体力調査での成績が高い子供ほど、学業成績も優秀な傾向があると確認されています。
実はJリーガーと言われる選手たちも、高学歴な人が多くいます。
サッカーができる人は頭も良い!と言われる事もあり、スポーツを行うからこそ学業にも良い影響を及ぼしている可能性があります。
上記で脳内セラトニンは冷静な判断や強い精神力の元にも繋がると言われていると紹介しましたが、学業を行う時に集中したり、継続させる為の精神力、忍耐力なども効果的に働いているのではないでしょうか?
余談ですが、先日筆者がサッカー・フットサルの指導を行なっていた教え子と再開し話す機会がありました。十文字女子サッカー部などで活躍していたり、選手権にレギュラーで出場した子もいます。
その子たちの話を聞くとみんな学業も素晴らしい結果を残していました。
優秀な大学に進学が決まっていたり(学業で)、英語がペラペラだったり・・・
それもスポーツの効果があったのか!?
運動をすると脳の神経細胞の増加や記憶をつかさどる海馬の大きくなる事がわかってきています。
運動後は脳への血流が増し、活性化して、思考力や集中力が飛躍的に高まる機会となるので、効果的な学習をするチャンスです。
障害とスポーツ 様々な効果

出典:笹川スポーツ財団「地域における障害者スポーツ普及促進事業」(2018年3月)によるとスポーツ・レクリエーションをやってよかった事として下記があげられています。
1位 ストレスが解消される 39.1%
2位 外出が増えた 25.8%
3位 行動範囲の拡大 25.7%
4位 体を動かす楽しさ 25.6%
5位 体力・身体能力の向上 24.2%
別の質問ではスポーツ・レクリエーションを行う目的として質問しており、
健康の維持・増進という回答がもっとも多い回答だったようです。
実際に行なってみて良かったと感じた点は、感情的なポジティブな変化、ライフスタイルの変化など多義に渡ります。
運動する事で出る脳内物質、ドーパミンは脳の報酬系と言われており、「またやりたい」と気持ちや意欲に伝わる物質。
最後に
スポーツを行う事で身体に起こる効果をご紹介してきました。
何気なく行なっているスポーツには身体・心の病気の予防に加え、行動がアクティブになったり、
学業に良い影響を及ぼしたりなど良い事づくしでした。
普段身近に取り組めるスポーツとして、ウォーキング・ランニング・ヨガ・ピラティス・ダンス・フットサルなどの球技も取り組みやすいスポーツですので是非一度体験してみてはいかがでしょうか??
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