フットサルコートを作る時に必要な商圏・市場の調査方法

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フットサルコート
フットサルコート
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フットサルコートの集客は立地で大半が決まる!と言っても過言ではないほど立地とその周りの商圏はとても大切な、安定した経営を目指す為には欠かせない要素です。

単純に駅から近いから立地が良いと言う事ではなく、その周辺の環境もとても大切です。

実際に筆者がフットサルコートの出店を決める際に行う商圏・市場の調査方法方法をご紹介します。

フットサルコートを作ることをお考えの方は是非参考にしてみてください。

STEP1.候補地の最寄り駅を調査する

何と行っても最寄り駅の利用者数やその周りの特徴や傾向は非常に大切です。まずは駅に関わる下記の項目の調査を行ってみましょう。

  • 最寄り駅の1日平均乗降客数
  • 路線(快速が止まるかどうか、始発駅などの特徴も含め)
  • 駅周辺の飲食店などの出店傾向
  • 候補地から駅までのアクセス
  • 駅周辺の駐輪場
  • 駅周辺のバスなどの公共交通機関のマップと本数
  • 駅周辺の商店街や年間イベント

当たり前ですが駅徒歩が近ければお客様は通いやすく集客的に見込める可能性が高くなります。

ただ、都心に寄るほど、駐輪場がない、駐車場がない、または有料など、自転車を止めるだけでも一苦労する事もあるので、その場合少し離れてでも駐輪場は無料で、ストレス無く止めることができるような施設も条件的には良いです。

特にサッカースクールを行う場合、子供や保護者は自転車で来る場合が多いので駐輪スペースは考えておきましょう。

また、駅に快速が止まる、始発が出ているなどの特徴があれば、少し離れている地域からも自転車やバスで乗り入れて駅を利用する傾向にあるかもしれません。

参考までに東京都による調査「駅前放置自転車の現況と対策(平成24年度調査)」によると、自転車の乗入れ台数が都内で最も多いのが1万1249台の三鷹駅(武蔵野市、三鷹市分含む)。吉祥寺駅が9986台で3位。武蔵境駅が8309台で8位。

3駅は隣り合っており、主要な駅に出やすい中央線、三鷹駅は特別快速が止まると言う事で、このエリアは非常に多くの方が西東京市などから自転車で乗り入れらており、フットサルコートの集客に向いているエリアとなります。

フットサルコートの出店を考える際には、駅が持つパワー、駐輪場等の設備、バスなどの公共交通機関網がどれほ張り巡らせているか、商店街の活気やイベントなども確認しておくとより駅やその周辺の特色が掴めるかもしれません。

STEP2.候補地の区や市の調査

駅や周辺の環境の調査が終わったところで、候補地の市区の調査を行います。下記の調査項目をご確認下さい。

  • 人口と今後の人口の推移
  • 人口の年齢別推移
  • 世帯数・単身世帯数・ファミリー層
  • 世帯年収
  • 都市開発(市・区の成長戦略)

基本的にはその街がどういう変化が予想されるのか?少子高齢化の波が直撃するのか?人は増えるのか?都市開発で人口が増えそうな要因が見つかるか?どのような人達が多く住んでいるのか?お金を持っているのか?

このような事を調査します。もちろん今後人口が増えていけば良いですが、ターゲットとする世代が伸びていなくては意味がないです。

単身世帯が多くあるという事は個人参加プログラムに参加してくれる人が多いという事が考えられます。

逆にファミリー層が多くいる場所はサッカースクールへの入会が考えられます。

ここはマクロ的な要因でビジネスに大きなインパクトを与える部分なので詳細に調査を行いましょう。

下記は人口や産業を調査する時利用するツールです。商圏を調査し特徴を知る為に必須のツールとなっています。

https://resas.go.jp/population-composition/#/map/13/13101/2018/0/5.333900736553437/41.42090017812787/142.29371418128918/-
統計ダッシュボード

STEP.3保育園・幼稚園や学校、主要な企業の調査

保育園や幼稚園、小学校が候補地より2キロ以内にどれほど存在するのかを調べます。子供達が通える範囲でいうとおおよそ2キロ程度がメインの商圏となります。

また、可能な限りその学校にどれ程の子供が通っているのかボリュームも大切になります。

幼稚園や保育園では待機児童の数も確認しておきましょう。

フットサルでは中学生、高校生はメインのターゲットから外れている場合が多く、幼稚園児、小学生の他、大学生も重要なターゲットとなります。

例えば都内であれば早稲田や護国寺、目白、高田馬場あたりのエリアは学校も多数あり、学生がフットサルコートを使う事も考えられます。

その場合学割を設けたりする事が大切です。フットサルコートのデッドタイムである午前中や昼過ぎは学生が稼働させてくれる事もあり主要なターゲットであります。

オープン時は主要な近隣の企業のリストを作り営業をかけることも大切です。その場合、何かしらの特典を用意するなど戦略的にアプローチします。

筆者もフットサルコートをオープンした際に、約100ほどの企業のピックアップお予備学校はリスト化し、FAXやメール、チラシの郵送、電話でのアプローチを行いました。

STEP.4道路、川、坂などの地理的要因を調査する

フットサルコートを作る時にネックな地理的要因の1つは大きな川です。

横に川が走っていると市場が分断されると言われています。例えば川を超えるための橋が遠くて回り道をしなくてはいけなかったり、橋の道が混んだりなどが要因です。

また、道路の混雑状況も理解しておく必要があります。フットサルを行う際に近くの道が非常に混んでいるというのはマイナス要因です。

知っている人からすると、あそこは施設はいいけどそれまでの道がこむんだよな。車で行きにくいんだよな。などのイメージが先行すると競合点が近くにある場合はそちらに流れてしまう可能性があります。

サッカースクールでは、子供が大きな橋を渡ったり、国道などの大きな道、急斜面が続く坂や交通量が激しくて狭い道など1人で通わせるには危険と判断し入会を断念せざるおえない場合があります。

そういった事もあり、周辺の地理的要因はしっかりと調査しておきましょう。

STEP.5競合のフットサルコートの有無や中身の確認

近隣に競合のフットサルコートがあるのかどうかは非常に大切な要因です。また、その競合の強みや弱みを理解しておく必要があります。

下記は通常調査する項目です。

  • 競合のフットサルコートの場所 
  • 運営企業、スタッフ
  • プログラムの内容
  • 価格
  • HP・ソーシャルメディア(プロモーション)
  • コート稼働状況、プログラム参加状況
  • 口コミ、レビュー
  • 取引先

ここに関しては徹底的に調査を行います。基本的には3Pの考え方で、お客様に対して競合がどのようなな取り組みで集客を行い成功、失敗しているか。それを鑑みて自社がどのような特色を持ち競合優位性を築くかを考えます。

場合によっては、サッカースクールを行う場合、その地域の4種のサッカーチーム(小学生のサッカーチーム)も競合となる場合があります。どの程度活発に活動しているのか?何曜日の何時に練習を行いっているのか確認しておきましょう。

特にチーム活動が盛んなエリアでは、平日にも練習日がありサッカースクールと時間帯がバッティングします。

そうした場合ターゲット(競技レベルなど)を変えたり、何かしら特色をもたせたりなど工夫が必要です。

筆者はWEBマーケティングも仕事として行っており、他企業のWEBマーケティングのコンサルティングも行っています。

その観点から言うとHPやソーシャルメディアなどを見ると競合の大抵の戦略と、内部リソースが見えてきます

例えばHPはどのような検索ワードに対応させる作りになっているのか?実際にどのような検索ワードでどれ程の数をHPに集客しているのか?社内にWEBに詳しい人間がいるのか?しっかりとWEBマーケティングを行っているのかは、GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーが実装されているのかでおおよそ判断できます。

HPの被リンクを調査すると、そのHPがどのような媒体で紹介されているのかわかるので、自社もその媒体に掲載依頼をしたり、競合の取引先等も確認することができます。

また広告を出向している場合はどのような広告分か?またそこからHPにどれほどの流入を得ているのか?ソーシャルメディアを運用している場合は更新頻度や内容を見るとより具体的にサービスが見えてきたり、人が見えてきたりします。

下記はフットサルコートの集客方法を説明しています。

今回はフットサルコートを作る時の市場の調査方法を説明してきました。もちろんやり方は色々とあり今回の物と違う場合もあります。

ただ少しでも考えられる事は調査して、自社フットサルコートを選んでもらえる理由を作っていく事が大切です。 

例えば個人利用に対応するサービスを作る

フットサルコートでは少ないキャッシュレス決済に対応させる

フットサルコートを作る時に、検討段階の時に、今回ご紹介した商圏・市場を調査方法がお役に立てると嬉しいです。

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